プログリットの料金は高すぎる?FP目線で他社比較とROIを徹底分析
プログリット(PROGRIT)は3ヶ月で総額57万円超。この金額、本当に価値ある投資?元銀行員FPが他社の英語コーチング相場と比較して、給付金活用も含めた「現実的な負担額」とROIを分析します。
瑞希
ライター / 34歳・女性
こんにちは、FPの瑞希です。普段はNISAとかiDeCoの相談を受けていることが多いんですが、最近「英語コーチングってお金の投資先としてアリですか?」という質問を立て続けにもらったんですね。
そこで真っ先に名前が上がるのが、プログリット(PROGRIT)。広告をよく目にする一方で、「3ヶ月で60万円近いってマジ?」という声も多い、いわくつきのサービスです。
FPとして「そのお金、投じる価値ある?」という視点で、今回はプログリットの料金を冷静に分析してみました。結論から言うと、「人によっては合理的な投資、人によっては完全なムダ」という、かなり線引きがハッキリしたサービスです。
プログリットの料金相場【ざっくり結論】
まず、プログリットの料金を一覧にまとめます(すべて税込)。
| コース | 受講期間 | 受講料 | 入会金 | 総額 |
|---|---|---|---|---|
| ビジネス英会話コース | 2ヶ月 | 380,600円 | 55,000円 | 435,600円 |
| ビジネス英会話コース | 3ヶ月 | 577,500円 | 55,000円 | 632,500円 |
| ビジネス英会話コース | 6ヶ月 | 1,135,200円 | 55,000円 | 1,190,200円 |
| TOEIC® L&R TESTコース | 3ヶ月 | 577,500円 | 55,000円 | 632,500円 |
| 初級者コース | 3ヶ月 | 577,500円 | 55,000円 | 632,500円 |
※2026年4月時点の公開情報を元にした参考値です。最新の正確な金額は公式サイトでご確認ください。
「3ヶ月で60万円超」というのが基本ライン。月額にすると約19〜21万円です。これを見て「ウッ」となる気持ち、めちゃくちゃわかります。私も最初は「英会話で月19万円?」って二度見しました。
料金の仕組みを理解する
なぜこの金額になるのか、内訳を整理しておきましょう。
基本料金(受講料)
プログリットの受講料には、以下が含まれます。
- 専属コンサルタントによる週1面談(3ヶ月で計12回)
- オーダーメイド学習カリキュラムの作成
- 毎日のチャットサポート(シャドーイング音声添削など)
- VERSANT受験料(英語力測定)
- 教材費(市販の参考書を指定されるので、その購入代は別途必要)
ここでポイントなのが、「コンサルタントが張り付く」人件費型のサービスだということ。週に1時間の面談+毎日のチャット対応となると、1人の生徒に対してかなりの工数がかかります。月額19万円という金額は、「ほぼパーソナルトレーナー料金」と考えると妥当感が出てきます。
入会金
入会金は一律55,000円。2ヶ月プランでも6ヶ月プランでも同じ。長期プランにするほど月あたりの入会金負担が薄まる構造ですね。
見落としがちな追加費用
注意したいのが、以下のような**「別途かかるお金」**です。
- 市販教材代: 5,000〜15,000円程度(参考書を指定されます)
- オンライン英会話の併用費: スピーキング練習用に月5,000〜10,000円(オプション扱い)
- 交通費: 校舎通学型の場合
合計すると、表の総額プラス1〜2万円くらいは見ておくと安心です。
主要英語コーチング3社の料金比較
プログリットだけ見ていても「高い」としか思えないので、他の英語コーチングとも並べてみましょう。
| サービス名 | 受講期間 | 総額(入会金込) | 月額換算 | 給付金対象 |
|---|---|---|---|---|
| プログリット | 3ヶ月 | 約632,500円 | 約21万円 | 対象(最大10万円) |
| トライズ | 3ヶ月 | 約432,900円〜 | 約14万円〜 | 対象(最大10万円) |
| ライザップイングリッシュ | 2ヶ月 | 約462,000円 | 約23万円 | 一部対象 |
| STRAIL | 2ヶ月 | 約297,000円 | 約15万円 | 一部対象 |
| スパルタ英会話 | 3ヶ月 | 約547,800円 | 約18万円 | 対象 |
こうして並べてみると、プログリットは業界でもやや高めの価格帯だとわかります。ただし、極端に外れているわけでもない。ライザップイングリッシュやスパルタ英会話とは同水準です。
月額換算で一番安く見えるのはトライズですが、トライズは基本12ヶ月プランが中心なので、総額では結局プログリットより高くなるケースも多いです。一番リーズナブルなのはSTRAILですが、こちらはコンサルティング頻度が少ない分、サポートの密度は下がります。
つまり、**「料金 = サポート密度」**という構図がきれいにできている業界なんですね。
給付金制度を使えば実質負担はいくら?
ここがFPとして一番伝えたいポイント。プログリットは厚生労働大臣指定の「一般教育訓練給付制度」の対象講座です(ビジネス英会話コース・TOEIC® L&R TESTコースの3ヶ月プラン)。
つまり、一定の条件を満たす方なら受講料の20%(最大10万円)がハローワークから支給されるんですね。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 総額(3ヶ月コース) | 632,500円 |
| 給付金 | △100,000円 |
| 実質負担額 | 約532,500円 |
10万円引かれると、かなり印象が変わりませんか? まだ高額ではありますが、「見込みがある自己投資」のラインに近づいてくる金額です。
給付金の対象条件(ざっくり):
- 雇用保険の被保険者期間が通算3年以上(初回の方は1年以上)
- 受講開始日時点で在職中or離職後1年以内
- 面談80%以上の出席
正社員で働いている方なら該当する可能性が高いので、カウンセリング時に必ず給付金対象かを確認してください。これを使わない手はありません。
実際にかかった費用の例(ケーススタディ)
具体例があったほうがイメージしやすいので、ケース別にまとめます。
ケース1: 30代会社員Aさん(ビジネス英会話3ヶ月コース)
- 総額: 632,500円
- 給付金: △100,000円
- 教材費: 約10,000円
- オンライン英会話併用: 月6,000円 × 3ヶ月 = 18,000円
- 実質総額: 約560,500円
AさんはTOEIC600点レベルから開始。海外赴任の内示が出たタイミングで受講を決意。卒業時のVERSANTスコアが大きく伸び、赴任後も継続的に学習できたそうです。年収が上がる赴任先だったこともあり、「投資対効果はかなり高かった」と満足しています。
ケース2: 20代若手社員Bさん(TOEIC 3ヶ月コース)
- 総額: 632,500円
- 給付金: △100,000円(対象条件クリア)
- 教材費: 約8,000円
- 実質総額: 約540,500円
Bさんは入社2年目、TOEIC730点を目指して受講。無事880点で卒業し、社内の海外プロジェクトメンバーに選抜されて昇給につながったとのこと。「3年前倒しでキャリアアップできた」と考えれば、投資としてはプラスと判断されています。
ケース3: 30代フリーランスCさん(2ヶ月短期コース)
- 総額: 435,600円
- 給付金: 対象外(2ヶ月プランは給付金対象外)
- 教材費: 約12,000円
- 実質総額: 約447,600円
Cさんはフリーランスで給付金の対象外。しかし「英語ができれば単価が上がる」という明確な動機があり、2ヶ月で集中的に取り組みました。卒業後は海外案件の単価が上がり、半年で投資回収できたそうです。
「高い=悪い」じゃない。ROIで考えるプログリット
ここで大事なのが、**ROI(投資対効果)**という考え方です。ただの出費ではなく、「このお金でどれだけのリターンが返ってくるか」で判断する視点ですね。
英語力がつくと、一般的には以下のようなリターンが期待できます。
- 転職市場での年収アップ: TOEIC800点以上で年収が平均50〜100万円アップするデータあり
- 昇進・昇給: 英語必須ポジションに就ける可能性
- 海外赴任手当: 月10〜30万円の赴任手当が出る企業も
- 副業・フリーランス単価アップ: 英語対応できると単価が1.5〜2倍になるケースも
仮に年収が50万円上がったとすると、1年で投資回収完了する計算になります。30代以降、その後の生涯年収まで考えると、「60万円の投資で生涯年収が数百万円変わる」なら、FPとしては全然アリな投資判断だと思います。
ただし、これは「本気で英語を身につけた場合」の話。途中で挫折したり、学習時間を確保できなかったりすると、60万円が完全に宙に浮きます。このリスクをどう見るかが投資判断の分かれ目です。
費用を抑える3つのコツ
プログリットを「できるだけお得に」使うためのコツをまとめておきます。
- 給付金対象コースを選ぶ(3ヶ月のビジネス英会話 or TOEIC)
- 2ヶ月プランではなく3ヶ月プランを選ぶ(月額単価が安く、給付金も効く)
- 無料カウンセリングを活用して、割引キャンペーンの有無を確認
特に3つ目、時期によっては友達紹介割引や期間限定キャンペーンが実施されていることがあるので、カウンセリング時に必ず聞いてみてください。
「安い=良い」とは限らない理由
最後に一言だけ。英語コーチング業界には、月数万円の格安サービスもあります。「安ければ安いほど良い」と思いがちですが、ここは要注意。
安価なサービスは、コンサルタントの担当生徒数が多く、フィードバックの質が落ちることが多いんですね。独学に近い状態になって、結局「安物買いの銭失い」になりがち。
プログリットが高いのは、1人の生徒に対してコンサルタントがガッツリ時間を使うからこそ。サポートの密度を買っていると考えると、納得感が出てくるはずです。
まとめ:60万円を投じる価値は「あなたの本気度」次第
プログリットの料金は、単体で見れば確実に高いです。これは否定できません。
でも、「3ヶ月で英語の壁を突破して、その後の人生で英語を使える自分になる」という観点で考えると、本気で取り組む人にとっては合理的な自己投資になり得ます。60万円を躊躇するレベルなら、まずは実際の受講者の声をチェックしてみてください。
また、受講体験の雰囲気を知りたい方はカウンセリングレビューも参考になります。
初心者で続けられるか不安な方は対話記事もどうぞ。
無料カウンセリングなら1円もかからず「自分の弱点と学習プラン」を教えてもらえるので、投資判断の材料集めとしても活用する価値はあると思います。